ゲーム化を目指すAdWords
- (2010-06-27 06:53:39)
ブランド露出のためのAdWords
相変わらず細々とAdWordsに出稿している。とりあえず「ブランド露出」が目的である。
AdWordsのプロになりたいわけでもAdWordsの仕組みを知り尽くすことでもなく、あくまでもマーケティングツールとして効果的に利用できればいいというスタンスだが、勉強は進んでいない。
本当はちょっとした予算を組んで本気で取り組めば、否応なしに体験できることながらなかなか腰を上げられない。
奥が深いAdWords
しかし、やればやるほど、難しい理論はわからないが、AdWordsの仕組みは奥が深く、また結果が出せるのではまる人が出てくるのはよく理解できる。
人は賭け事やギャンブルに心躍らせる。スポーツも同じ心理作用がある。それらは一言でいうと「ゲーム」ということか。ゲームは楽しい。
ゲームのよなAdWords
AdWordsもゲームに思えてきた。
AdWordsでは入札価格(bid)だけでは表示ランクを操作できない。バカ高いお支払いをする企業やお金持ちならそれも可能だが、ゲーマーとしてはプライドが許さないだろう。
いかに安価にトップページのトップに自分の広告(Ad)を表示させるか。それがゲーマーのミッション。
支払金額の算出方法
AdWordsがゲームと思えることの一つが、広告費用の実際の支払金額の算出方法。
普通に考えれば「入札額 x クリック数」だけでよさそうだが、AdWordsには一ひねり入れてある。なんと自分より下位のライバル(広告主)の広告ランク(Ad Rank)をベースに算出される。
結果として、支払額は入札額よりちょっとだけ安くなり、ちょっとした「お買い得感」がある。
自分より下位の人の広告ランクが離れていればいるほど、お買い得感が出るという仕組みになっている。広告ランクは「入札額(bid) x 品質スコア(Quality Score)」で算出される。
・入札額(bid) x 品質スコア(Quality Score) = 広告ランク(Ad Rank)
・実際の支払金額 = 自分より1下位の広告主の広告ランク / 自分の品質スコア x クリック数
どうにも止められないAdWords、競争心理を焚きつけるビジネスモデル
ここにGoogleの周到さを感じる。人々をGoogleを相手に競争させないで、入札者との競争、ライバル達との競争に意識を振り向けることに成功している。
Googleは人々の直接の意識対象から胴元の存在が消え去ることで政治的に大きなメリットを享受できるだけでなく、入札者同士・広告主の競争に持ち込むことでゲーム化できる。
ライバルの出現に私たちは燃え上がる。燃え上がった人々はよくおカネを使ってくれるものである。
AdWordsの場合、とにかく自分の品質スコアを上げることがゲーム攻略の最初にして最大の対策。
次にライバルが少なく、かつ効果的なキーワードを探し当て、ライバル達の入札状況を見ながら絶妙なbidを繰り出し変化させ、ライバルより効果的な広告テキストを出稿すること。これが第二の対策。
常に研究と努力が要求されるゲームである。
人々を自分自身とライバル達に競争させることで自然にGoogleには売上げが勝手に膨れ上がるという理想的なビジネスモデルのようだ。非常に優れている。
※ゲーム参加者たる者の戒め:
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RAISE YOUR QUALITY SCORE TODAY!
(どこかのサイトにあった言葉)
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