ダブルクォートで囲まれたケータイメールアドレス
- (2009-04-11 12:32:04)
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私が加入しているプロバイダーの場合、メールアドレスのローカルパートの部分(@マークの左側)には先頭と最後にハイフンやアンダーバー、ドットなどは入力できない。
それがRFCに記載されている制限らしい。RFCとはインターネットの技術仕様を策定している団体IETFが発行している正式文書。インターネットの技術に関する標準化はここでなされているとのこと。
RFCでは少なくともローカルパートの先頭と最後の「ドット」,及び「ドット」が連続するメールアドレスは禁止されている。
にもかかわらずお客様のメールアドレスの中にはケータイユーザーに現状限られる現象に見えるが、たまに不思議なメールアドレスがある。たとえば、こんな感じである。
"abcd."@docomo.ne.jp
もともとこのメールアドレスを記入したお客様は「abcd.@docomo.ne.jp」と入力していることがわかっている。ということから下記のことが推測される。
・ドコモさんはRFCの規定を遵守していない可能性が高い。
・規定外のメールアドレスに対しては自動的にローカルパートをダブルクオートで挟み込む処理が施されている。おそらくどこかのメールサーバーで。
規定外のメールアドレスでもインターネットで流すことができる点はありがたい。
しかし、顧客のメールアドレスが本当のアドレスの変形版として登録されるので個人特定マッチングプラグラムや検索などで支障がでている。
調べてみればドコモだけでなくauもこの種の規定外アドレスを許可している模様。
どういう事情があってこういう状況になっているのか不明。いろいろ事情があるのだろう。このような技術標準化は結果的に世界のプレイヤーや国家の利益に関わる問題だけに関係者達の政治的な問題もあるだろう。
インターネットはまだまだ過渡期なだけに今後も不具合はいろいろでてきそう。
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