実は不安定なインターネットインフラ
- (2009-05-16 10:05:13)
-------------------------------
インターネットを利用するには物理的な回線の提供を受けるだけでなく、IPアドレスの割り当てを受けIP接続の接続セッションを開始するバーチャルな接続相手先が必要。通常は回線提供会社にIP接続の接続セッション提供を受けるが、当社では過去の経緯上物理回線はNTT、IP接続セッションプロバイダーは別の会社にしている。
先日インターネットに接続できないトラブルが発生。その日の注文取込がちょうどはじまる時刻で取込作業をはじめると突然ネットワークが動作しなくなった。朝からちょっと調子が悪い気がしていたが、今から考えると回線断の予兆だったのだろう。
社内ネットワークが悪いのか、NTT回線なのか、プロバイダーなのか検討がつかないまま1時間ほど経過、どうもIP接続セッションの提供プロバイダーに問題がありそうなことが判明。
別の事務所に行き別のプロバイダー経由でテストしてトラブル発生源をIP接続セッションプロバイダーと確定した。調べると彼らの自社WEBサイトさえダウンしていた。かなりの大手のプロバイダーさんというのに。
セキュリティ万全のはずの大手企業でさえこういうことがあるのかと驚く。新鮮な気持ちだった。この日のトラブルは2時程度で復旧した。翌日メールにてトラブル報告とお詫びが来たが原因については言及されていなかった。おそらくつまらない理由だろう。掃除のおばさんがサーバーの電源を抜いたなど。
きのうはダウンタイムが2時間という長い時間であり、報告&お詫びのメールも来たが、実は24時間体制サービスも気づかないうちにかなりの頻度で短時間落ちているのかもしれないと考えるようになった。
障害対策を準備しておかないといつ足をすくわれるかわからない。対障害対策やセキュリティは収益に一切貢献しない上にバカ高いコストが発生する分野、かといって対策しなければあっという間に企業破滅に直結するリスク。
インターネットはすでにビジネスのライフラインであり、あまり止めたくないインフラながら、それなりに落ちている可能性があるようだ。保険としてプロバイダーや回線の多重化を検討したい。
<< インターネット内でのプレゼンス< | >クレジットカード情報をメールで送る#2 >>