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ビジネスには「フル録音」電話機
  • (2020-07-14 12:22:57)

ビジネスには今でも固定電話


今時、個人宅には固定電話を引かない人も増えてきたが、ビジネスでは今でも固定電話は必要。機能性の話でなく、信用の問題。

NTTから、最低でも一回線は固定電話を引き、エリアがわかる電話番号を取得すべき。しかし、近年ではそれも不要と感じる人もいる。

それはそれで否定しない。が、そういう先端のビジネス感覚の人間なら、そもそも「電話で飛び込み営業」という行為自体が、もはや時代遅れだろうに、携帯電話で飛び込み営業してくる連中がいて閉口する。

電話で飛込営業なら、最低でも固定電話からしなければ、怪しすぎて相手しない人が多いだろう。

怪しまれ、嫌われ、一方的に電話を切られても、めげずに電話しつ続ける根性トレーニングだろうか。


企業向けビジネスフォンの欠点


会社だとビジネス専用のビジネスフォン・システムを導入しているところが多いが、あれはなかなか使えない。とにかく高価なのだ。何が高価って?工事費だ。

ハードや機械は大したことない、数十万とか、数百万とか、数千万円で買える。

会社内や企業内では一般の電話機と違って複数回線の収容を行い、各社員へのダイレクトインの提供や、社内間通話、社内間転送などが多いので、電話機だけでなく、社内交換機、いわゆるPBXも必要となる。

PBXは一般消費者が扱えるモノではなく、何かやるたびに業者に来てもらって工事や設定をやる、これがカネを食う。


通話需要の激減、もうPBX不要では?


電話による通話の需要はこの20年で激減した。

小規模な企業なら、PBXとその維持費に大金を投下するより、家庭用電話機で代用した方が、ビジネスには有利だ。

それにビジネスフォンやPBXを設置しないとなれば配線も工事も不要(これらがカネを食う)、オフィスはすっきり、機動力も上がる。すぐに引越できるし、引っ越し先での展開も簡単。


ビジネスにはフル録音機能が欲しい


しかし、ビジネスフォン・システムと比較して、家庭用電話機の決定的に弱いと思う点がいくつかある。その一つが「常時録音機能」だ。

ビジネスでは証拠を残す必要があることが多い。通話内容も常時記録したい。

そこで当社ではパナソニックの「VE-GP55」という家庭用電話機を使っている。購入は5年くらい前だと思うが、製品のリリースは2010年くらい。

わが日本国では通話内容の全録音機能の需要はあまりないようで、家庭用電話機にこの機能を有する電話機は多くない。

録音機能自体は多くの電話機でそれなりに多いが、たとえば「1回10分まで、最大99件まで」といった制限がつく。ビジネス用途してしては貧弱すぎて実用的でない。


音声データとしてSDカードに


「VE-GP55」は通話録音を「SDカード」に落としてくれる。これがいい、SDカードは引き抜いて、PCで再生・編集・操作・保存ができるから。

SDカードから音声データをハードディスクにコピーすれば、事実上無限に保存できる。当社では過去5年分の音声データ数千件を保管している。

ただ、電話機でSDカードを操作しようとすると、ひどく使いにくい。パナの技術者は消費者をナメているのか、と思われるくらい、操作しにくい。需要がないものに開発コストはかけられなかったのだろう。

たとえば、仮に1,000件の通話記録があって、どれか特定のものを聞きたいとしても、電話機では最初から延々と聞き続けなければならない。

特定データを削除することもできない。一件ずつ聞いては消していく、発狂しそうになる。

しかし、PCでの操作は快適である。各録音内容は個別のファイルになっているので、ファイルの作成日時である程度、探せるし、特定のファイルを選んで再生出来る。

特定のファイルだけを削除できる、必要があれば、適当なアプリで編集も可能。

しかし、この機種の後続には「SDカード対応 フル録音=常時録音」が外された。

「フル録音」は需要がないのか、とがっかりし、この機種が市場に残っているうちにと、数台追加購入した。


ひかり電話にして、音量が小さくなった


VE-GP55はまだ現役で使えるが、ISDNをやめて、ひかり電話にしたら、VE-GP55の受話音量が小さく、相手の声が聞き取れないことがある。

VE-GP55の受話音量レベルは3段階で、最大でもいまいちだ。ルータや電話機で音量を上げられないかと、といろいろ調べたが、対策なし。

音量を上げるデバイスとして、サードパーティ製の外付けガジェットが販売されているが、電話機周りがケーブルや装置でガチャガチャとなるのがイヤで電話機の新調を考えている。

ISDNだった頃のメタル回線から、光回線+インターネット通信に相乗りした電話データはやはり音量が弱くなる傾向があるのだろう。

しかも、高齢者激増のニッポン、受話音量をあげる需要は高いと思う。近年の電話機ならこれが付いていてしかるべきだ。

パナ電話機の機能を調べていたら、近年機種では受話音量レベルは「6段階」になっているそうで、「3段階」 → 「6段階」ならきっと大きく出来るだろう、最新機種に交換してみたくなった。


SDカード対応の固定電話機


パナソニックはSDカード対応の電話機を昨年2019年、再度、リリースしたようだ。

SDカード対応で検索すると、下記の機種が対応している(日付はプレスリリース日、その後に製品はリリースされている):

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VE-GD67・・・2019年11月14日
VE-GZ62・・・2019年11月14日
VE-GD77・・・2019年4月3日
VE-GZ72・・・2019年4月3日
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VE-GP55・・・2010年9月17日
VE-GP62・・・2007年12月20日
VE-GP54・・・2009年8月6日
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