企業にとって、電話の価値は下がり続けている
- (2021-04-08 09:24:02)
電話はもはやデメリットの方が多い
スタッフが慌ただしく働いているときの電話は大きな負担である。
とくに、知らない人からの電話はビジネスにとって有益なことはほぼない。
・飛び込み営業、
・一方的なクレームの人、
・情報を引き出そうとする競合やライバル
・話したいだけの人、
・長電話の人、
電話に出ること自体、無駄なコストとなるケースがほとんど。
しかし、大切な顧客からの連絡もあるので、電話をシャットアウトできずにいる。
大和証券の飛び込み営業はタフ
最近、当社で特に不快なのが、大和証券からの飛び込み営業である。
新人の営業教育らしく若い女性に飛び込み営業をさせているようだ。
「社長様はおられますか?」と断っても断っても電話してくる。
タフである。ようやくあきらめたかと思うと、今度は別のヤツが電話してくる。
大和証券の電話番号は迷惑番号として登録し、今では電話機がシャットアウトしている。
固定した番号からかけてくるので、迷惑番号として登録できる、まだ良心的な方かもしれない。
Amazonは事実上の非公開主義
全世界規模の消費者を対象に商売しているあのAmazonは電話番号を、まったく前向きの公開していない。
ないことはないが、一手間かけて探さないとでてこない。
事実上の非公開主義と判断している。
気持ちはわかる。そして、実際にやってしまうところが、Amazonである。
FAXは廃止した、オフィスに平和が訪れた
当社では数年前にFAX番号を非公開にした。
Webからも、すべての印刷物からもFAX番号を削除した。
名刺はとっくに使っていないので、名刺からFAX番号がもれることはない。
FAX番号を公開していた頃は入ってくる FAXの「99%」が、
・怪しげな融資話、
・イベント勧誘、
・何かの商品のセール(去年の今頃はマスクのセールがおおかった)
当社ではデジタルで受信するので、紙は消耗しないが、紙で受ける企業なら、毎日それだけでゴミの山である。
FAX一斉同報サービス業者も、こんな人から嫌われることを、よくやるよなと呆れる。
一斉同報リストから当社を外すよう依頼すれば、やってくれるところもあったが、おおむね、そんなところは少ない。
連絡先さえないFAX一斉同報サービス業者が、手当たり次第にFAXを送りつける、はなはだ迷惑だった。
仮に業者に連絡が付き、リストから外すよう依頼しても、FAXが生きていることを証明しているようなもので、当社のFAX番号が「生きている番号」として転売されかねない。
電話はデフォルトで留守電にする?
電話にリアルタイムに出ることはやめ、すべて留守電で受け、必要に応じて折り返すという方式にできないか検討中。
これはそれまでの優良顧客に対して失礼にあたることであり、なかなか思い切れない。
一方、このまま放置すれば、スタッフの時間・労力・忍耐力の無駄な消耗でありコストとなる。
一方的なクレームで、わめき散らす客だと、スタッフの精神衛生上も問題がある。
高齢のお客様はやはり電話がないと不便、ここが悩みどころだ。
とはいえ、若い世代はすでに電話はそれほど必要ない。
今後ビジネスにおける「電話」は郵便物やFAXのような運命をたどるだろう。
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